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2012年3月

収益認識に関する会計基準の実証的評価

神戸大学大学院経営学研究科 博士論文
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  • 小野 慎一郎

記述言語
日本語
掲載種別

本論文の目的は,収益認識に関連する会計基準の適用が会計情報の品質に与える影響を調査することで,収益認識についての議論の基礎となる証拠資料を提示することである。本論文の第2章では,収益認識に関連する会計基準設定の展開を確認し,①単一の原則と産業固有のガイダンス,②完成基準と進行基準,③取引価格の配分における見積りの使用,④総額表示と純額表示,という4つの論点に注目することを述べる。第3章では,上記の論点に関する知見を得るとともに,第4章以降の実証分析の課題を検討するため,収益認識に関するこれまでの実証研究のレビューを行う。第4章では,日本の「工事契約に関する会計基準」に注目し,その適用による影響を実証的に評価する。第5章と第6章では,日本の「情報サービス産業における監査上の諸問題について」と「ソフトウェア取引の収益の会計処理に関する実務上の取扱い」の適用による影響を実証的に評価する。第7章では本論文の結論を要約し,今後の課題を述べる。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/500000562681
ID情報
  • CiNii Articles ID : 500000562681

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