2016年4月 - 2018年3月
固液二相性ハイドロゲルの潤滑機構の解明およびその高機能化に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
本研究では、PVA(ポリビニルアルコール)ハイドロゲルの潤滑機構解明のため、予荷重付与によるPVAハイドロゲルの水分流出が摩擦・摩耗挙動に与える影響を調査した。PVA凍結解凍,キャストドライゲルおよび関節軟骨は予荷重時間の増加とともに摩擦・摩耗が増大したが、PVAハイブリッドゲルは摩擦・摩耗の増大は僅少であり、耐摩耗性に優れたせん断抵抗の低い表面構造を有していることが明らかになった。
また、PVAハイブリッドゲルのさらなる耐摩耗性向上を目指し、単層ゲル内でPVA凍結解凍,キャストドライゲルの構造を複合化したバイブリッドゲルを開発し、高接触面圧下でも低摩擦・低摩耗を実現した。
また、PVAハイブリッドゲルのさらなる耐摩耗性向上を目指し、単層ゲル内でPVA凍結解凍,キャストドライゲルの構造を複合化したバイブリッドゲルを開発し、高接触面圧下でも低摩擦・低摩耗を実現した。
- ID情報
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- 課題番号 : 16K18002
- 体系的課題番号 : JP16K18002