2015年2月
わが国のへき地診療所における看護活動の特徴 2003年、2008年、2013年の比較から
日本ルーラルナーシング学会誌
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- 巻
- 10
- 号
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 13
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本ルーラルナーシング学会
わが国のへき地診療所における看護活動の実態と構成する因子を明らかにするとともに,2003年および2008年の全国調査結果との比較により,看護活動の特徴と今後のあり方を検討することを目的とした.へき地診療所833施設の看護師に郵送自記式質問紙調査を配付し,先行研究に基づく看護活動内容19項目の実施割合を調べ,また,因子分析を行った.回収数(率)は337通(40.5%)であった。結果,(a)住民のつながりや地域資源のアセスメントに基づく関係機関とのネットワークづくりと連携,(b)場と対象に合わせた多様な方法を用いたアプローチによる患者・家族の療養生活および介護支援,(c)救急搬送時の対応の3因子が抽出された.看護活動の特徴はアウトリーチ活動や予防活動を含むマルチで包括的な活動であることが示唆され,今後のあり方として救急搬送時の初期対応能力を高めていくこと,関係機関とのネットワークで対応する問題を明確にし機能していくこと等が考えられた.(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 1881-2783
- 医中誌Web ID : 2015187227