2012年4月 - 2016年3月
「感情表出(EE)」を用いた心身症・神経症児の親支援モデルの開発に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究の目的は親の「感情表出(EE)」が子どもの身体症状に与える影響を明らかにし心身症・神経症の子どものための親支援モデルを開発することである。まず子供の情動調整力を測定する尺度を開発し(研究1),次に子どもの情動調整が心身症状の発現に関与することを明らかにした(研究2)。研究3では親のEEの子どもの心身症状への関与を明らかにした。その結果親の特性不安が心身症状の発現に関与し,父親のEEが高いほど女子の心身症状を高めており,親のEEだけでなく不安にも配慮しながら家族支援をする必要性が示唆された。この結果を受け,親の不安とEEの情報から6つのパターンを抽出し家族支援の方法を考察した(研究4)。
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- 課題番号 : 24593353
- 体系的課題番号 : JP24593353