2015年4月 - 2018年3月
冷水病原因菌の血清型を決定する遺伝子構造の解析と感染疫学マーカーの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
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- 課題番号
- 15K07561
- 配分額
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- (総額)
- 4,940,000円
- (直接経費)
- 3,800,000円
- (間接経費)
- 1,140,000円
冷水病の血清型による簡便な疫学マーカーを開発するため,原因菌の血清型の決定に関与するDNA配列点変異や遺伝子構造変異を解析した。複数の変異を確認したが,各血清型に特徴的なものは見られなかった。この結果,血清型別の技術的改良と宿主特異性の確認においては期待された成果を上げることができなかった。
冷水病発生河川における疫学調査では,357株の冷水病原因菌株の分離に成功し,これらを既報の遺伝子タイピング法で型別した。その結果,調査河川における冷水病が複数の感染源から構成されていることと出現頻度の高い遺伝子型の存在が判明した。このことにより,疫学調査としては一定の成果を上げることができた。
冷水病発生河川における疫学調査では,357株の冷水病原因菌株の分離に成功し,これらを既報の遺伝子タイピング法で型別した。その結果,調査河川における冷水病が複数の感染源から構成されていることと出現頻度の高い遺伝子型の存在が判明した。このことにより,疫学調査としては一定の成果を上げることができた。