2020年4月 - 2024年3月
泌尿器科外来受診中の女性尿失禁患者に対するセルフケア促進支援と介入効果の検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
尿失禁の症状軽減には、行動療法による治療が効果的な介入として推奨されている。本研究は、症状軽減に寄与するとされる推奨行動をセルフケアにより実践することを行動療法によって支援するため、行動科学に基づく簡便な支援法を開発し、それを泌尿器科における通常の外来治療に加えることによるセルフケア行動の促進効果と心身の症状軽減効果を検討することを目的としている。
2021年度は、先年度開発した外来診療において簡便に実施できる行動変容によるセルフケアの実践支援法を、尿失禁症状を主訴とする外来患者を対象としたランダム化比較試験(RCT)に用い、その介入効果の検討を実施するためのデータ収集を開始した。
具体的には、2020年度に準備・作成した本研究調査用の質問紙バッテリーやセルフケアの実施支援ツールを用いてランダム化比較試験(RCT)により介入効果の検討を実践するための研究計画を立案。病院外来における患者の選定やリクルーティングに伴う倫理的配慮、介入群と統制群へのランダム割付の方法を精査した上で、研究代表者の所属大学の定める医学研究倫理審査委員会に研究課題を申請し、承認を得た。
その上で、RED-Capシステムを用いて、研究参加者を無作為に介入群または非介入群(対象群)に1:1で割り付けるための登録を行い、研究に関する情報をUMIN臨床試験登録サイトにて公開した。また、新型コロナウィルスの蔓延防止対策の状況と高齢者への3回目ワクチン接種状況を注視しつつ、参加者のリクルートとデータ収集を開始した。
2021年度は、先年度開発した外来診療において簡便に実施できる行動変容によるセルフケアの実践支援法を、尿失禁症状を主訴とする外来患者を対象としたランダム化比較試験(RCT)に用い、その介入効果の検討を実施するためのデータ収集を開始した。
具体的には、2020年度に準備・作成した本研究調査用の質問紙バッテリーやセルフケアの実施支援ツールを用いてランダム化比較試験(RCT)により介入効果の検討を実践するための研究計画を立案。病院外来における患者の選定やリクルーティングに伴う倫理的配慮、介入群と統制群へのランダム割付の方法を精査した上で、研究代表者の所属大学の定める医学研究倫理審査委員会に研究課題を申請し、承認を得た。
その上で、RED-Capシステムを用いて、研究参加者を無作為に介入群または非介入群(対象群)に1:1で割り付けるための登録を行い、研究に関する情報をUMIN臨床試験登録サイトにて公開した。また、新型コロナウィルスの蔓延防止対策の状況と高齢者への3回目ワクチン接種状況を注視しつつ、参加者のリクルートとデータ収集を開始した。
- ID情報
-
- 課題番号 : 20K03474
- 体系的課題番号 : JP20K03474