基本情報

所属
BM Matrix Laboratory 代表
学位
理学博士

連絡先
katsumi.mochitategmail.com
J-GLOBAL ID
200901005131137095
researchmap会員ID
0000040947

マトリックス生物学、特に基底膜構造体が現在の専門。
上皮細胞や内皮細胞の培養によって、細胞直下に基底膜構造体を形成させる研究を長年続けている。ここ20年は、形成した基底膜構造体は温存しつつ、細胞のみを除く技術を確立し、結果露出させた基底膜を培養基質(sBM:synthesized Basement Membrane substratum)として用いることで、ラミニン等のECM蛋白をコートしただけの通常の細胞培養では達成できない人工組織の構築や細胞分化誘導に焦点を当てた研究を行っている。
例:気道上皮基底細胞から線毛細胞への最終分化、初代肝実質細胞の機能維持、ES細胞から肝実質細胞やβ細胞への分化成熟等。
また、本来は細胞接着能を有さない人工基質に化学合成した細胞接着リガンドをコートする表面改質技術、上皮細胞等を播種して基底膜を形成させ、安定した人工組織を電子素子上に形成をさせる研究も行っている。この技術は、再構築した人工組織が接着する電子素子によって、生体影響を直接感応する”人工組織ナノデバイスセンサー複合体”の開発に役立てた (環境省終了成果報告書 C-0803 を参照)。
これまで、基底膜基質の形成に用いた細胞株は、学術研究に貢献するため、(開) 医薬基盤・健康・栄養研究所 JCRB Cell Bank (http://cellbank.nibiohn.go.jp/) に寄託しています。但し、商業目的の分譲はできません。

論文

  42

MISC

  15

書籍等出版物

  1

共同研究・競争的資金等の研究課題

  8