持立 克身
モチタテ カツミ (Katsumi Mochitate)
更新日: 08/24
基本情報
- 所属
- BM Matrix Laboratory 代表
- 学位
-
理学博士
- 連絡先
- katsumi.mochitategmail.com
- J-GLOBAL ID
- 200901005131137095
- researchmap会員ID
- 0000040947
マトリックス生物学、特に基底膜構造体が現在の専門。
上皮細胞や内皮細胞の培養によって、細胞直下に基底膜構造体を形成させる研究を長年続けている。ここ20年は、形成した基底膜構造体は温存しつつ、細胞のみを除く技術を確立し、結果露出させた基底膜を培養基質(sBM:synthesized Basement Membrane substratum)として用いることで、ラミニン等のECM蛋白をコートしただけの通常の細胞培養では達成できない人工組織の構築や細胞分化誘導に焦点を当てた研究を行っている。
例:気道上皮基底細胞から線毛細胞への最終分化、初代肝実質細胞の機能維持、ES細胞から肝実質細胞やβ細胞への分化成熟等。
また、本来は細胞接着能を有さない人工基質に化学合成した細胞接着リガンドをコートする表面改質技術、上皮細胞等を播種して基底膜を形成させ、安定した人工組織を電子素子上に形成をさせる研究も行っている。この技術は、再構築した人工組織が接着する電子素子によって、生体影響を直接感応する”人工組織ナノデバイスセンサー複合体”の開発に役立てた (環境省終了成果報告書 C-0803 を参照)。
これまで、基底膜基質の形成に用いた細胞株は、学術研究に貢献するため、(開) 医薬基盤・健康・栄養研究所 JCRB Cell Bank (http://cellbank.nibiohn.go.jp/) に寄託しています。但し、商業目的の分譲はできません。
上皮細胞や内皮細胞の培養によって、細胞直下に基底膜構造体を形成させる研究を長年続けている。ここ20年は、形成した基底膜構造体は温存しつつ、細胞のみを除く技術を確立し、結果露出させた基底膜を培養基質(sBM:synthesized Basement Membrane substratum)として用いることで、ラミニン等のECM蛋白をコートしただけの通常の細胞培養では達成できない人工組織の構築や細胞分化誘導に焦点を当てた研究を行っている。
例:気道上皮基底細胞から線毛細胞への最終分化、初代肝実質細胞の機能維持、ES細胞から肝実質細胞やβ細胞への分化成熟等。
また、本来は細胞接着能を有さない人工基質に化学合成した細胞接着リガンドをコートする表面改質技術、上皮細胞等を播種して基底膜を形成させ、安定した人工組織を電子素子上に形成をさせる研究も行っている。この技術は、再構築した人工組織が接着する電子素子によって、生体影響を直接感応する”人工組織ナノデバイスセンサー複合体”の開発に役立てた (環境省終了成果報告書 C-0803 を参照)。
これまで、基底膜基質の形成に用いた細胞株は、学術研究に貢献するため、(開) 医薬基盤・健康・栄養研究所 JCRB Cell Bank (http://cellbank.nibiohn.go.jp/) に寄託しています。但し、商業目的の分譲はできません。
研究キーワード
6研究分野
7論文
42-
Decellularized Extracellular Matrix: Characterization, Fabrication and Applications 51-76 2020年1月 招待有り
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ULTRASONICS 54(6) 1430-1438 2014年8月 査読有り
-
環境省終了成果報告書 https://www.env.go.jp/policy/kenkyu/special/houkoku/data_h24/C-0803.html, C-0803 i-xiv, pp1-92 2014年
-
Sensors and Actuators, A: Physical 200 162-167 2013年 査読有り
-
2013 INTERNATIONAL SYMPOSIUM ON MICRO-NANOMECHATRONICS AND HUMAN SCIENCE (MHS) 2013年 査読有り
-
再生医療製品の許認可と組織工学の新しい試み (シーエムシー出版) 109-117, 2012年 査読有り招待有り
-
PLOS ONE 6(8) e24228, 2011年8月 査読有り
-
JOURNAL OF CELL SCIENCE 123(16) 2733-2742 2010年8月 査読有り
-
MATRIX BIOLOGY 27(5) 429-440 2008年6月 査読有り
-
BIOCHEMICAL AND BIOPHYSICAL RESEARCH COMMUNICATIONS 368(2) 426-432 2008年4月 査読有り
-
ANALYTICAL CHEMISTRY 80(5) 1505-1511 2008年3月 査読有り
-
SURFACE AND INTERFACE ANALYSIS 40(3-4) 579-583 2008年3月 査読有り
-
遺伝子医学MOOK別冊 “進みつづける細胞移植治療の実際” (上巻) 211-217, 2008年 招待有り
-
移植 43:(1) 10-16, 2008年 招待有り
-
APPLIED SURFACE SCIENCE 254(1) 36-39 2007年10月 査読有り
-
SURFACE SCIENCE 601(18) 4536-4540 2007年9月 査読有り
-
BIOCHEMICAL AND BIOPHYSICAL RESEARCH COMMUNICATIONS 359(1) 151-156 2007年7月 査読有り
-
CONNECTIVE TISSUE RESEARCH 48(1) 9-18 2007年 査読有り
-
CONNECTIVE TISSUE RESEARCH 48(3) 159-169 2007年 査読有り
-
再生医療 5: 365-371, 2006年
MISC
15-
筑波経済月報 (発刊元:筑波総研株式会社) 98(9) :14-15, 2021年9月 招待有り筆頭著者
-
PDF is available except commercial use. 2021年5月8日 筆頭著者責任著者
-
Ver.2 was uploaded at Oct. 17, 2020. PDF is available except commercial use. 2020年10月17日 筆頭著者責任著者
-
PDF is available except commercial use. Updated in 2017.10.30 2017年10月30日 筆頭著者責任著者
-
HAB研究機構学術年会プログラム・要旨集 21st 63 2014年5月16日
-
組織培養研究 30(1) 72 2011年3月31日
-
日本結合組織学会学術大会抄録集 42nd 50 2010年8月2日
-
ENDOCRINE JOURNAL 57 S291-S291 2010年3月
-
再生医療 9 135 2010年2月5日
-
Pacific Rim Meeting on Electrochemical and Solid-state Science(PRIME 2008) 2008年
-
Connective Tissue 34(3) 209-214 2002年9月
-
Connective tissue 34(1) 53-53 2002年4月
-
MOLECULAR BIOLOGY OF THE CELL 6 1595-1595 1995年11月
-
PDF is available only for academic use. Uploaded in 2017.11.10
-
PDF is available except commercial use.
書籍等出版物
1-
Royal Society of Cemistry 2020年1月 (ISBN: 9781788014670)
所属学協会
4共同研究・競争的資金等の研究課題
8-
2008年 - 2012年
-
2005年 - 2009年
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2007年 - 2008年
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2004年 - 2005年
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2003年 - 2004年