2009年12月
J-PARC 3GeVシンクロトンの真空システム
Vacuum
- 巻
- 84
- 号
- 5
- 開始ページ
- 723
- 終了ページ
- 728
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.1016/j.vacuum.2009.06.039
3GeV RCSの真空システムを設計するにあたっては、(1)保守時の放射線被爆を最小にすること、また、(2)圧力不安定性を引き起こさないように、ビーム運転中に超高真空を維持することが要求される。このため、イオン誘起脱離によるガス放出の抑制のみならず、ビーム運転中の効率良い排気を考慮したシステムの設計がなされた。具体的には、イオンポンプのみならずターボ分子ポンプを用いた排気を採用した。また、徹底したガス放出の低減対策を施した。さらに、3GeV RCSの特徴である25Hz, 1MW運転から要請される各種機器の開発を行った。その結果として、本真空システムは、現在、200kW運転に至るまで、良好な真空状態を維持している。
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.1016/j.vacuum.2009.06.039
- URL
- https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5017153
- Scopus
- https://www.scopus.com/inward/record.uri?partnerID=HzOxMe3b&scp=70649102208&origin=inward
- Scopus Citedby
- https://www.scopus.com/inward/citedby.uri?partnerID=HzOxMe3b&scp=70649102208&origin=inward
- ID情報
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- DOI : 10.1016/j.vacuum.2009.06.039
- ISSN : 0042-207X
- SCOPUS ID : 70649102208