MISC

2018年4月

英国のEURATOM離脱に関する論考

日本核物質管理学会第38回年次大会論文集(インターネット)
  • 玉井 広史
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  • 田崎 真樹子
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  • 北出 雄大
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  • 清水 亮
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  • 須田 一則

開始ページ
6
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別

2017年3月、英国はEUに脱退を通告した。EURATOMとEUは運営形態がほぼ同一であることからEURATOMからの離脱もセットであるとされており、EU脱退までの2年間で英国-EURATOM間の関係の再定義を行い、これまでEURATOMによってカバーされてきた施策を継続する必要がある。主なものは、英国内の民生利用の原子力施設に対する保障措置の実施であり、あるいはEURATOMが域外国と締結している原子力協力協定である。いずれもこの2年以内の対処が大変難しいことが予想されており、英国産業界では代替措置の提案もなされている。日本の原子力平和利用にとっても、英国との資機材の円滑な移転等に支障をきたすことが懸念される。核不拡散の観点から英国のEURATOM離脱に際して英国内の対応と日本への影響の可能性について論じる。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5060978

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