2019年11月
非核化達成のための要因分析に関する研究,4; イラク: 非核化の特徴について
日本核物質管理学会第40回年次大会プロシーディングス集
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- 開始ページ
- 93
- 終了ページ
- 96
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
湾岸戦争に敗亡したイラクは、国連安全保障理事会決議第687号に基づく非核化を受け入れざるを得なかったが、その核活動を直ちにそして正確に国際原子力機関(IAEA)に報告したわけではなく、安保理決議によりイラクの非核化の査察・検証機関として授権されたIAEAがイラクの核開発の存在とその全体像を明らかにし、核関連の施設及び機器の破壊、核物質の搬出等を査察・検証した。このようなイラクの非核化の特徴を分析することは、世界における核開発を防ぐことのみではなく、現在及び将来的な非核化を考察する上で有益な参考となろう。