2019年4月 - 2022年3月
ホウ素中性子捕捉療法に用いる新規薬剤BAMPの性能評価
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)のための新規ホウ素薬剤(BAMP)の開発に成功した。BAMPは細胞実験において、現在臨床で用いられているホウ素薬剤(BPA)よりも低毒性であることが示唆された。また、動物実験において、BPAと同等の治療効果が得られ、その治療効果は用量依存的であることが確認された。さらに、BAMPは高水溶性であることからBPAと異なり投与量の増量が容易である。よって本研究により、BAMPがBNCTにとって、BPAに代わる新たなホウ素薬剤として期待できる成果が得られた。
- ID情報
-
- 課題番号 : 19K18409
- 体系的課題番号 : JP19K18409