2014年4月 - 2017年3月
自発性異常味覚の評価にマグネシウムは応用できるか?
日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(C)
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 4,160,000円
- (直接経費)
- 3,200,000円
- (間接経費)
- 960,000円
- 資金種別
- 競争的資金
唾液中のマグネシウムは苦い味を励起させることが報告されているため,健常者データ19名と患者データ15名との唾液中のマグネシウムの値について比較した.結果,患者群では有意に高い結果が認められた.しかしながら,予想に反して,血中のマグネシウムの値には有意差が認められなかった.ヒト体内におけるマグネシウムの動きには不明な点が多いが,今後は唾液中のマグネシウムが高くなる理由を考えていく必要がある.他に有意差が認められた項目として,唾液分泌量,服用薬剤,アレルギー疾患の有無,口腔カンジダ症,逆流性食道炎 ,自記式の調査票GHQ30による精神神経症状のスコアの6項目が認められた. これらの関連性についてさらに客観的データを加えて検討していく予定とした.