2015年4月 - 2019年3月
つっかえタイプの非流ちょう性に関する通言語的調査研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
文字言語より音声言語が基礎的なものであることは多くの言語学者に認められているが、実際の研究は文字言語が中心で、日常会話の非流ちょうな発話の研究は多くはない。この研究は非流ちょう性を音声言語の宿命と認め、これに文法的な観点から光を当てるものであった。過去の研究は形態素の音韻的複雑さが非流暢性のパタンに影響すると指摘しているが、これとは別に、我々は言語の膠着性の高低が、形態素内部でのとぎれ型続行方式のつっかえの自然さに影響するという仮説を提出し、韓国語・シンハラ語・タミル語・中国語・トルコ語・ハンガリー語・フランス語についてこの仮説の妥当性を検討した。
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- 課題番号 : 15H02605
- 体系的課題番号 : JP15H02605
この研究課題の成果一覧
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論文
2-
Journal of Japanese Linguistics 37(2) 151-180 2021年10月7日 査読有り
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日本語プロフィシェンシー研究 (8) 77-94 2020年6月
講演・口頭発表等
3-
大連外国語大学国際著名学者大講堂14 2020年6月16日 招待有り
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10th International Conference on Speech Prosody 2020年5月25日
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日本語音声コミュニケーション学会特別研究集会 2020年4月12日