2009年7月11日
未知語の模倣と反復による語彙学習の神経基盤と自動化プロセス(人間の言語処理と学習)
電子情報通信学会技術研究報告. TL, 思考と言語
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- 巻
- 109
- 号
- 140
- 開始ページ
- 17
- 終了ページ
- 22
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 社団法人電子情報通信学会
本研究は,模倣と反復を取り入れた学習法における脳活動の神経基盤を解明することにある.そのために,fMRIを用いて,未知語の模倣と観察時における脳活動の変化を調べた.その結果,模倣と観察のいずれにおいても,反復回数の増加に伴って左腹側運動前野(BA6)からブローカ領域(BA44)の神経活動が低減した.この所見は,音声模倣学習の神経基盤が左半球前頭葉ミラーニューロン・システムにあることを示唆する.また,反復にともなう反応潜時の減少および,反応時間のモデル音長への接近から,学習効果が見られたことと,その後の学習実験より同様の結果が得られたことより,自動化プロセスへの解明の一歩が得られたと判断される.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110007360564
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10449078
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110007360564
- CiNii Books ID : AN10449078