2018年8月
尿路感染を契機とした化膿性脊椎炎の3例
西日本泌尿器科
- 巻
- 80
- 号
- 8
- 開始ページ
- 428
- 終了ページ
- 433
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 西日本泌尿器科学会
化膿性脊椎炎は尿路感染症や尿性敗血症(ウロセプシス)が原因の一つとなる。今回、尿路感染症の治療経過中に発症し、保存的加療により治癒した化膿性脊椎炎の3例を経験した。いずれの症例も腎盂腎炎に対する抗菌薬の投与中に腰背部痛が遷延もしくは増強し、発症から9日以上経過した複数回目のMRIで診断し得た。尿路感染症治療中に持続、または増強する背部痛、腰痛には注意が必要であり、化膿性脊椎炎を疑って複数回の画像診断を行う必要があると考えられた。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 0029-0726
- 医中誌Web ID : S823070007
- J-Global ID : 201802220489057537