共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年4月 - 2024年3月

細胞骨格ダイナミクスに基づく分子輸送制御システムの解明と革新的癌創薬への新展開

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(A)  基盤研究(A)

課題番号
19H01064
体系的課題番号
JP19H01064
配分額
(総額)
40,300,000円
(直接経費)
31,000,000円
(間接経費)
9,300,000円

正常細胞に基づく研究では、膵臓由来細胞におけるDynaminと微小管の関係について解析を行うべく、基盤となる研究を実施し成果を得た。また引き続き各種癌細胞を用いた研究を実施すると同時に、より普遍性の高い研究を遂行するため、独自の間葉系幹細胞を樹立した。幹細胞に関する研究として、各種の幹細胞について表現型解析等を実施し、癌細胞と比較する形で今後のDynamin-微小管の動態解析に供する方向性とした。昨年度に引き続き、選ばれた幹細胞において、細胞骨格因子が関わる細胞内分子輸送システムに重要と考えられるタンパク質群等の発現を網羅的に解析した。特に、REIC/Dkk-3、SGTA、Tctex-1、Dyneinモーター、Dynaminおよびその他の細胞骨格(制御)因子に着目して、それら関連分子を含め発現を解析した。これまでの男性ホルモンレセプターの核内移行に基づく実験系に加え、糖質コルチコイドレセプターの核内移行に基づく表現型解析系を用いて解析を行った。昨年度に引き続き、Dynaminの細胞内発現量に基づく糖質コルチコイドシグナル動態について解析を行い、細胞内分子輸送システムの観点から各種細胞骨格因子について機能解析を行った。また癌創薬の観点から複数のDynamin阻害物質に関して応用展開研究を実施するべく、試験薬等のin vivo投与での作用機序解明に係る各種動物実験の解析系の立ち上げを行った。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19H01064
ID情報
  • 課題番号 : 19H01064
  • 体系的課題番号 : JP19H01064

この研究課題の成果一覧

メディア報道

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