2014年4月 - 2017年3月
運動皮質梗塞モデルによる運動負荷と新生GABAシステムに依存的な神経再構築の関係
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
運動処方は脳梗塞後の運動機能の回復を促進する事が知られるが、神経学的な機序については不明である。運動負荷は成体脳での神経新生を促進する事が知られるので、我々は運動皮質に梗塞巣が限局するモデルを確立し、脳梗塞後の神経新生や分化などの神経系の再構築と運動機能に対する各種運動負荷の役割について検討した。特に神経新生についてはGABA細胞のサブポピュレーションに注目した。梗塞巣が限局する我々の動物では障害の程度は軽度であるが、評価項目を増やしたビームウォーク試験により機能回復に対する運動負荷の有効性が明らかになった。一方、現時点ではGABA細胞のサブポピュレーションの産生に対する影響は見えていない。
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- 課題番号 : 26350594
- 体系的課題番号 : JP26350594