2015年4月 - 2017年3月
コアフコースでがんを制す
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
コアフコースはフコース転移酵素(Fut8)により生合成され、肝がんの特異的バイオマーカーや抗体医療とも深く関わっており、注目されている糖鎖の一つである。また、コアフコースの発現は、多くのがん細胞や組織において上昇すると報告されているが、その意義に関しては全く不明である。本研究では、コアフコース糖鎖の発現は肝癌の誘導や細胞の増殖に寄与し、その分子機序を明らかにした。更にある化合物によるコアフコースの抑制で肝癌や膵癌などの癌細胞の増殖、移動および腫瘍形成能の低下が確認された。
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- 課題番号 : 15K14408
- 体系的課題番号 : JP15K14408