2015年4月 - 2017年3月
ジルコニアおよびチタン上培養細胞における骨芽細胞分化能の比較
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
本研究では歯・インプラント・顎骨・歯根膜の相互作用の解明について多方向よりアプローチし、成長因子の機能と細胞増殖分化制御に関する新たな知見を得た。
1. ヒト歯根膜細胞6株を樹立し、すべての細胞株でTGF-βにより骨芽細胞分化が促進し、BMPによって抑制された。2. レーザー照射によって発現の上昇が認められたMMPは、細胞内TGF-βの活性化に関与する。3. 幼若エナメル質ではTGF-β1が、成熟期エナメル質ではTGF-β1とβ3が共存する。4. 樹立した歯髄細胞株は象牙芽細胞分化能を有しており、TGF-βおよびBMPによる分化誘導によってDSPP、MMP-20の遺伝子を発現した。
1. ヒト歯根膜細胞6株を樹立し、すべての細胞株でTGF-βにより骨芽細胞分化が促進し、BMPによって抑制された。2. レーザー照射によって発現の上昇が認められたMMPは、細胞内TGF-βの活性化に関与する。3. 幼若エナメル質ではTGF-β1が、成熟期エナメル質ではTGF-β1とβ3が共存する。4. 樹立した歯髄細胞株は象牙芽細胞分化能を有しており、TGF-βおよびBMPによる分化誘導によってDSPP、MMP-20の遺伝子を発現した。
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- 課題番号 : 15K21457
- 体系的課題番号 : JP15K21457
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1-
genesis 61(3-4) e23514 2023年4月17日 査読有り招待有り筆頭著者責任著者