斉藤 仁一朗
サイトウ ジンイチロウ (Jinichiro Saito)
更新日: 10/04
基本情報
- 所属
- 東海大学 資格教育センター 講師
- 学位
-
博士(教育学)(2015年3月 東北大学)
- 研究者番号
- 80756031
- J-GLOBAL ID
- 201501009240813834
- researchmap会員ID
- B000246168
- 外部リンク
私は、主に四つのアプローチで研究を進めています。(詳細は研究業績等をご覧ください)
1. 米国教育史、日米の社会科教育史の研究
これまでアメリカの教育の歴史や、日米の社会科教育や歴史研究をしてきました。
特に注目してきたのは、以下の三点です。
- 19世紀末~20世紀初頭のアメリカにおいて教科「社会科」が誕生した過程。とりわけ、その際に強調された「良き市民」という概念や教育方法がどのような特性を持ち、どのように形成されていったのか、という点。
- 1930~40年代の米国に広まった「コア・カリキュラム」というカリキュラム理論の実施過程。とりわけ、ヴァージニア州において、そのカリキュラムの導入がどのように行われ、どの程度実施され、どのような工夫や挫折があったのか、という点。
- 近年では戦後初期の社会科教育史に関わる研究も始めています。
2. 社会科教育の教師教育研究
社会科教師を育てる教員養成段階や、現職教員の成長過程などに注目して研究をしています。
特に注目してきたのは以下に二点です。
- 社会科教師が授業づくりの「理論」をどのように受容していくのか。その過程における試行錯誤の具体的なプロセスや、個性的な咀嚼の仕方や受容の失敗も含めたプロセスについて。
- 社会科教員養成課程における「模擬授業指導」はどのようになされているのか、どうあるべきか。社会科教育の模擬授業指導者は、社会科教育研究の理論と、模擬授業の実践の場をどのようにつなげようとしているのか。
3. 授業開発・実践に関する研究
社会科授業開発を定期的に行い、実践しています。
特に注目してきたのは、以下の二点です。
- 「社会保障」の授業をどのように教えることが効果的か。また社会保障教育の持つ実践上の葛藤にはどのようなものがあるか。
- その他、現職教員と協働した授業開発研究。その時々で、異なったテーマを事例に授業開発や実践に取り組んでいます。
4. アメリカの社会科教育に関する研究
現代のアメリカ社会科に関する実践・研究にも関心をもって研究をしています。
まだ特定のテーマを掘り下げるという段階ではなく、色々と機会があれば発表したり書いたりしています。
経歴
12-
2024年4月 - 現在
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2022年4月 - 現在
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2020年4月 - 現在
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2022年4月 - 2024年3月
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2017年4月 - 2023年3月
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2021年4月 - 2022年3月
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2018年4月 - 2021年3月
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2016年4月 - 2018年3月
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2015年4月 - 2016年3月
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2015年4月 - 2016年3月
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2015年4月 - 2016年3月
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2012年4月 - 2015年3月
学歴
3-
2012年4月 - 2015年3月
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2010年4月 - 2012年3月
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2006年4月 - 2010年3月
委員歴
5-
2023年10月 - 現在
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2018年10月 - 現在
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2018年4月 - 2022年3月
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2017年6月 - 2018年10月
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2014年3月 - 2018年3月
論文
26-
『教育学研究』 91(3) (印刷中) 2024年9月 査読有り筆頭著者
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日本の教育史学 67 62-76 2024年9月 査読有り筆頭著者
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東海大学資格教育研究 (3) 1-12 2024年2月 査読有り筆頭著者
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東海大学資格教育研究 2 1-15 2023年2月 査読有り筆頭著者
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日本教科教育学会誌 45(3) 37-50 2022年12月 査読有り筆頭著者
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周南公立大学論叢 1 23-46 2022年6月
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東海大学資格教育研究 (1) 1-15 2022年3月 査読有り筆頭著者
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公民教育研究 (28) pp.1-14. 2021年3月 査読有り
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社会系教科教育学研究 (第32号) p.21-30. 2021年2月 査読有り
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Educational Studies in Japan: International Yearbook 14 39-51 2020年3月 査読有り
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東海大学課程資格教育センター論集 (18) 17-31 2020年2月 査読有り筆頭著者
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『東京学芸大学紀要 人文社会科学系Ⅱ』 70集 2019年1月
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『文明 』(東海大学文明研究所) (第22号) pp.13-24. 2018年3月 査読有り
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『社会系教科教育学研究』(社会系教科教育学会) 第29号 pp.71-80. 2017年12月 査読有り筆頭著者
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『公民教育研究』(日本公民教育学会) 第24号 pp.15-29. 2017年3月 査読有り
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『社会科教育論叢』(全国社会科教育学会) 第50集 pp.131-140. 2017年3月 招待有り
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『社会科教育研究』(日本社会科教育学会) 第127号 pp.14-24. 2016年3月 査読有り
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『東北大学大学院教育学研究科研究年報』 第64集(第1号) pp.179-195. 2015年12月
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博士論文(東北大学) 2015年3月 査読有り
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『社会科研究』(全国社会科教育学会) 第80号 pp.69-80. 2014年3月 査読有り
MISC
17-
『社会科教育』(明治図書) 第778号 122-125 2024年2月
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『ねざす』(神奈川県高等学校教育会館 教育研究所) 第69号 15-17 2022年5月 招待有り
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『図書新聞』2021年10月23日版 2021年10月
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The Journal of Social Studies Education in Asia (10) 31-37 2021年3月 査読有り
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『Voters』 第59号 pp.16-17 2020年12月 招待有り
-
『Voters』 第58号, pp.23-24. 2020年10月 招待有り
-
『日本の教育史学』(教育史学会紀要) 第63集, pp.174-176. 2020年9月
-
『Voters』 第57号, pp.22-23. 2020年8月 招待有り
-
『Voters』 第56号, pp.24-25. 2020年6月 招待有り
-
『図書新聞』2020年2月15日版 (渡部竜也著『主権者教育論―学校カリキュラム・学力・教師』春風社.の書評) p.4 2020年2月 招待有り
-
『Voters』 No. 54 14-15 2020年2月 招待有り
-
『Voters』 No.53 18-19 2019年12月 招待有り
-
『Voters』 51号 pp.4-5 2019年8月 招待有り
-
『教育学研究』 86(1) 2019年3月 招待有り
-
『東海大学課程資格教育センター 論集』 第17号 pp.111-112 2019年2月 招待有り
-
『明治図書 社会科教育』(特集:世界の研究動向から考える。社会科授業の理解に役立つ12のキー概念) 124-125 2018年12月 招待有り
-
J-CEF News no.13 p.10. 2017年5月 招待有り
書籍等出版物
7-
ぎょうせい 2024年4月
-
学文社. 2024年3月
-
明石書店 2024年3月
-
風間書房 2021年2月
-
東海大学出版部 2020年3月
-
春風社 2018年10月
講演・口頭発表等
46-
教育史学会68回大会 2024年9月29日
-
日本公民教育学会 第34回全国研究大会 2024年6月30日
-
教育史学会第67回大会 2023年9月23日
-
東海大学文明研究所公開シンポジウム 「人文学における身体性をめぐって」 2023年3月20日 招待有り
-
全国社会科教育学会 第71回研究大会(課題研究3) 2022年10月8日
-
教育史学会第66回研究大会 2022年9月24日
-
日本公民教育学会第32回全国研究大会(オンライン開催) 2022年6月5日
-
日本社会科教育学会第71回全国研究大会 2021年11月27日
-
全国社会科教育学会第70回全国研究大会(オンライン開催) 2021年10月24日
-
教科教育史研究会 第7回研究会 2021年10月10日
-
日本カリキュラム学会第32回琉球大学(Web大会) 2021年6月25日 招待有り
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社会系教科教育学会 第32回研究発表大会(オンライン開催) 2021年2月13日
-
日本社会科教育学会 第70回 全国研究大会 2020年11月28日
-
シティズンシップ教育研究大会2020 2020年10月4日 招待有り
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社会系教科教育学会第31回研究大会 2020年2月22日
-
日本シティズンシップ教育フォーラム シティズンシップ教育研究大会2019 2019年8月26日
-
東北教育学会第76回大会 2019年3月16日
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全国社会科教育学会第67回全国研究大会 2018年10月21日
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教育ヴィジョン研究センター(EVRI)「教育の専門家」研究ユニット研究拠点創成フォーラムNo.4 「教育学研究者と教師教育者のアイデンティティ」 2018年3月4日
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教育ヴィジョン研究センター(EVRI)「教育の専門家」研究ユニット研究拠点創成フォーラムNo.4 「教育学研究者と教師教育者のアイデンティティ」 2018年3月4日
担当経験のある科目(授業)
11所属学協会
10共同研究・競争的資金等の研究課題
10-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)(一般) 2024年4月 - 2029年3月
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日本私立学校振興・共済事業団 2024年度若手研究者奨励金 2024年4月 - 2025年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 2017年4月 - 2022年3月
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日本学術振興会 科学的研究費補助金(若手研究) 2019年4月 - 2022年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援 2017年8月 - 2019年3月
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日本学術振興会 科学研究費補助金(若手研究(B)) 2016年4月 - 2019年3月
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全国社会科教育学会 研究推進プロジェクト事業 2017年4月 - 2018年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 2013年10月 - 2017年3月
-
日本学術振興会 科学研究費補助金(研究活動スタート支援) 2015年9月 - 2016年3月
-
日本学術振興会 特別研究員奨励費 2012年4月 - 2015年3月
その他
1-
2013年 - 2013年(1)半年間の国内での授業研究・授業開発の研修会に参加(2)米国カリフォルニア大学バークレー校での授業研修会に参加。