2022年12月
偏極中性子を用いた$^{117}$Sn($n,\gamma$)$^{118}$Sn反応のガンマ線の非対称度の測定
Physical Review C
- 巻
- 106
- 号
- 6
- 開始ページ
- 064601\_1
- 終了ページ
- 064601\_7
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.1103/PhysRevC.106.064601
熱外中性子入射により形成される複合核において観測された、空間反転対称性の破れの大きな増幅は、今のところ複合核状態の入射チャネルにおけるパリティの異なる部分波の混合の結果として説明されている。さらに時間反転対称性の破れも同様のメカニズムで増幅されることが示唆されている。この入射チャネルにおける混合は、複合核共鳴から放出される個々のガンマ線のエネルギー依存なスピン-角相関を引き起こす。本研究ではJ-PARC・MLF・ANNRIにて偏極熱外中性子ビームを用い、$^{117}$Sn($n,\gamma$)$^{118}$Sn反応におけるガンマ線強度分布が、中性子の偏極方向に依存することを確認した。
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.1103/PhysRevC.106.064601
- URL
- https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5075261
- Scopus
- https://www.scopus.com/inward/record.uri?partnerID=HzOxMe3b&scp=85143711298&origin=inward
- Scopus Citedby
- https://www.scopus.com/inward/citedby.uri?partnerID=HzOxMe3b&scp=85143711298&origin=inward
- ID情報
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- DOI : 10.1103/PhysRevC.106.064601
- ISSN : 2469-9985
- eISSN : 2469-9993
- SCOPUS ID : 85143711298