2014年
当院リハビリテーション科における肩関節疾患患者の治療成績
山梨総合医学会
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- 巻
- 40th
- 号
- 開始ページ
- 110
- 終了ページ
- 114
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 山梨県医師会
肩腱板断裂に対し鏡視下手術とリハビリテーション(リハビリ)を行った41例を対象に、術後の短期治療成績を調査した。全例に鏡視下腱板修復術を行い、術後の肩外転装具使用期間は平均5.6週間であった。リハビリプログラムは術前オリエンテーションとして、外転装具の着脱練習や術後の日常生活動作指導から開始し、術後1日から肘関節・手関節・手指の自動および他動の関節可動域練習(ROM-ex)を開始した。術後4週から疼痛の程度に応じて肩関節他動ROM-exを開始し、術後7週から疼痛の程度に応じて自動ROM-exを開始した。その後、荷重下での筋力増強訓練と患側上肢での日常生活動作練習、運動連鎖を考慮した体幹・下肢へのエクササイズを行った。評価はJOA score、Quick DASHの術前と術後6ヵ月を比較した。その結果、JOA scoreおよびQuick DASHは術前に比べ術後6ヵ月では有意に改善し、リハビリプログラムの有用性が示された。
- ID情報
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- ISSN : 0912-2958
- 医中誌Web ID : 2015281209
- J-Global ID : 201402256503711121