ゼオライトによる硝酸ウラン溶液からのジルコニウムの分離
日本原子力学会2022年春の年会
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- 開催年月日
- 2022年3月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 神戸(online)
- 国・地域
- 日本
福島第一原子力発電所の廃炉に関する研究開発にて発生したジルコニウムを多く含む硝酸ウラン溶液からのウラン分離に関する技術開発を実施している。ジルコニウムやウランを用いた検討により、ゼオライトLZY-54を用いたカラム法により、ジルコニウムを多く含む硝酸ウラン溶液からウランを分離する手法が実現可能であるとの結果を得た。そこで、少量の実液に対して処理手法を試行した。pH, ORP電位の測定結果から、溶液中のウランの化学形を判断した。ジルコニウムとウランは分離可能であり、ジルコニウムのウランに対する除染係数(DF)は5.9であった。ウランは供給量の73\%が回収され、17\%はカラム内に残留している結果となった。