2019年3月
認知症治療病棟における作業に基づく環境の改善が認知症者の行動と状態に与える影響
人間と科学: 県立広島大学保健福祉学部誌
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- 巻
- 19
- 号
- 1
- 開始ページ
- 65
- 終了ページ
- 72
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 出版者・発行元
- 県立広島大学保健福祉学部学術誌編集委員会
認知症治療病棟の環境を認知症者にとって興味や関心ある作業、なじみのある作業、人とのコミュニケーションが促進される作業と結びつくような環境を設定することで、認知症の人の行動や状態がどのように変化するかについて検討した。広島県内の精神科病院の認知症治療病棟に入院する3名を対象とした。対象者A:行動カテゴリー・コードは環境の改善前に比べ、A(相互交流)が増加し、M(メディアとの関わり)が減少した。対象者B:行動カテゴリー・コードは環境の改善前に比べ、環境の改善翌日はA(相互交流)が増加し、C(閉じこもり)が減少した。環境の改善2ヵ月後はC(閉じこもり)が増加した。対象者C:行動カテゴリー・コードは環境の改善前に比べ、A(相互交流)が大幅に増加し、C(閉じこもり)が減少した。
- ID情報
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- ISSN : 1346-3217
- 医中誌Web ID : 2019374724