MISC

2018年4月

地方都市における祭礼の変容 : 土浦八坂神社祇園祭における氏子の対応に着目して

地域研究年報 = Annals of Human and Regional Geography
  • 坂本 優紀
  • ,
  • 石坂 愛
  • ,
  • 武智 玖海人
  • ,
  • 周 安琪
  • ,
  • 岩井 優祈
  • ,
  • 篠原 弘樹
  • ,
  • 白 奕佳
  • ,
  • 松井 圭介

40
開始ページ
51
終了ページ
74
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
筑波大学人文地理学・地誌学研究会

本稿は,茨城県土浦市における土浦八坂神社祇園祭を事例に,社会構造の変容に対する都市祭礼の変化を明らかにした.土浦祇園祭は,江戸時代から続く祭礼であり,御神体を乗せた神輿を渡御する神事と,氏子らによる山車や獅子屋台の出し物を巡行する神賑行事が特徴である.特に神賑行事である出し物の巡行は,担い手となる氏子らの状況により,その形態を変化させてきた.土浦市は,茨城県における南側の中核として都市化が進んできたが,高度経済成長期以降,人口の流出や商業施設の撤退により都市機能は衰退した.それに伴い,土浦祇園祭に関しても,担い手不足や祭礼費用の工面など,人的,物的側面での問題が深刻化した.このような状況において,出し物の変更や,新たな参加者を担い手として招き入れるなどの対応がみられた.またこうした祭礼の変化は,都市という人口が流動していく場において,新たなつながりを形成することに役立っており,都市祭礼の機能として今後ますます重要になっていくと考えられる.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/120006463952
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12081027
CiNii Resolver ID
http://ci.nii.ac.jp/nrid/9000389946130
URL
http://hdl.handle.net/2241/00151603