2019年11月
未来をデザインする資質・能力形成のための社会科授業開発(Ⅰ)ー第5学年単元「日本の工業生産(自動車産業)」の場合ー
兵庫教育大学学校教育学研究
- 巻
- 32
- 号
- 32
- 開始ページ
- 53
- 終了ページ
- 62
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 出版者・発行元
- 兵庫教育大学
研究は,社会科授業開発を通して,児童が,未来をデザインするための資質・能力形成のあり方を探るものである。本研究を始めるにあたり,次の仮説を立てている。(1)未来をデザインする資質・能力形成は,社会科授業における有意味なコンテクスト(脈略)で学んだ概念を基にしたものの見方や考え方が,資質・能力の基本となるものである。(2)未来をデザインする資質・能力形成の方法は,体験的活動とそれに基づく表現活動による分析的な探究活動を通して形成されるものである。(3)未来をデザインする資質・能力形成で得られるものは,社会における諸課題に対して既存の知識を統合して新たな知識として創造できるものである。 上記の仮説に基づき,今年度は,第5学年単元「日本の工業生産(自動車)」の開発・実践を行った。2030年という未来社会を想定し,その時代に走る車の機能や役割をイメージし,三木市緑が丘地区の自動運転を活用しての町づくりにおいて,資質・能力形成の有効性が,未来予想図案作成や振り返りシートのポートフォリオ的評価により明らかになった。
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/120006772412
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10070098
- URL
- http://hdl.handle.net/10132/18524
- ID情報
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- ISSN : 2189-3934
- CiNii Articles ID : 120006772412
- CiNii Books ID : AN10070098