論文

査読有り
2017年12月

革新的ループ型ナトリウム冷却高速炉の経済性評価モデルのベンチマーク

Nuclear Engineering and Design
  • 向井田 恭子
  • ,
  • 加藤 篤志
  • ,
  • 塩谷 洋樹
  • ,
  • 早船 浩樹
  • ,
  • 小野 清

324
開始ページ
35
終了ページ
44
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1016/j.nucengdes.2017.08.011

高速増殖炉サイクル実用化研究開発プロジェクトにおいては、革新的ループ型ナトリウム冷却高速炉システム(SFR)の総合評価のため、経済性解析モデル(JAEAモデル)が開発された。JAEAモデルは、マスフローを模擬することで各施設における処理量とその組成を算出することが可能で、処理量に応じた経済性を評価する機能を持つ。本報では、JAEAモデルと国際的に認められたコードとの経済性評価手法の違いを明らかにし、その計算機能を検証するため、JAEAモデルとG4-ECONSを用いてSFRの発電原価を評価した。結果、JAEAモデルは大きく割引率に影響を受けることを明らかにした。現在価値を考慮しない場合、二つの手法の結果は大よそ同様であったが、稼働率の感度はG4-ECONSの方がJAEAモデルよりも比較的に高い結果となった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1016/j.nucengdes.2017.08.011
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5058262
ID情報
  • DOI : 10.1016/j.nucengdes.2017.08.011
  • ISSN : 0029-5493

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