共同研究・競争的資金等の研究課題

2009年 - 2011年

鱗翅目昆虫と寄主植物の関係を決定する遺伝子群とその機能

文部科学省  科学研究費補助金(基盤研究(A))  基盤研究(A)

課題番号
21248006
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
44,590,000円
(直接経費)
34,300,000円
(間接経費)
10,290,000円
資金種別
競争的資金

カイコ(Bombyx mori)は桑葉のみを食餌とする単食性の昆虫である。桑葉にはデオキシノジリマイシンなどの糖類似アルカロイドが多量に含まれており、通常の動物には毒性を示す。カイコは、β-フルクトフラノシダーゼを中腸で大量発現することにより、桑葉を食餌として栄養を摂取できるようになった、という仮説を検証するため、クワではなくガジュマルなどイチジク属の植物に寄生する近縁種、イチジクカサンTrilocha varians(カイコガ科)やテンオビシロカサンErnolatia moorei(同)などからβ-フルクトフラノシダーゼ遺伝子を単離した。イチジクカサンではカイコに比べると中腸のβ-フルクトフラノシダーゼ活性は非常に低く、β-フルクトフラノシダーゼmRNAの発現も低レベルであった。したがって、カイコガ科のなかでクワ食の昆虫が進化する際に、β-フルクトフラノシダーゼの転写量の増加が起きたと想像された。また、カイコのGb系統は、桑葉中に含まれるフラボノイドの一種、ケルセチンから特殊な配糖体を合成し、繭に蓄積させる。今年度、このGbの原因遺伝子のクローニングに成功した。一方、カイコにはクワ以外の植物を食ってしまう行動異常の変異体がある。本研究では、Beet feeder(Bt)、soft and pliable (spli)、Np Non-preference)、NP-A4などの変...

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/p/21248006
ID情報
  • 課題番号 : 21248006