共同研究・競争的資金等の研究課題

2021年4月 - 2024年3月

看護学生のためのカタカナ看護用語辞典作成に向けたデータベース構築

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究  若手研究

課題番号
21K17349
体系的課題番号
JP21K17349
配分額
(総額)
650,000円
(直接経費)
500,000円
(間接経費)
150,000円

令和3年度は、2020年と2021年に実施された、第109回・第110回看護師国家試験、および第106回・第107回保健師国家試験で使用されている、すべてのカタカナ語を抽出した。そのうち、たとえば「ベッド」のように日常生活で使用する語彙や、「イライラ」のような和語、人名由来の症状名、薬品名などを除いて、英語でコミュニケーションをとる際に注意する必要があると思われる看護用語に焦点をあて、以下の手順で研究を実施した。
まず、国内で出版されている7冊の文献を用いて、日本で使用されているカタカナ語の定義を確認しデータベースに記載する定義を決定した。次に、海外で出版されている8冊の文献から語源となっている用語の定義を抽出し、国内文献の定義と比較した。相違点や使用上の注意点など、特筆すべき点があると判断した場合は、注釈を作成した。続いて、国家試験におけるカタカナ用語の使用例から構造を分析し、それらの特徴に基づいてどのタイプに該当するか分類を試みた。さらに、英語で意思疎通を図る際はどのような表現が適切か、海外の国家試験対策本や各看護領域の専門書なども参照しながら用例を作成した。そして、見出し語の後に、和名・英名・タイプ・領域・定義・用例・その他特徴・問題番号など、上記手順で得られた情報を網羅したデータベースをExcelで作成した。
当初、国家試験で使用されているカタカナ用語のみを扱う予定であったが、各用語の定義を精査していく過程で、類似した意味を持った別の用語や、同じ用語でも領域によって意味が異なるものも出てきたため、それらもデータベースに記載することにした。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21K17349
ID情報
  • 課題番号 : 21K17349
  • 体系的課題番号 : JP21K17349

この研究課題の成果一覧

論文

  1

講演・口頭発表等

  2