粒子・重イオン輸送計算コードPHITS version 3.02の特徴
日本原子力学会2018年春の年会
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- 開催年月日
- 2018年3月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 吹田
- 国・地域
- 日本
PHITSとは、原子力機構が中心となり国内外複数の研究機関と協力して開発を進めている汎用モンテカルロ放射線輸送計算コードであり、あらゆる物質中での様々な放射線挙動を模擬することができる。おおよそ年1回の頻度で更新しており、現在の最新版は、2017年12月に公開されたVersion 3.02である。PHITS ver.2.88(2016年9月公開)からの主な改良点は、(1)JAMQMDの開発と改良による核反応シミュレーション上限エネルギーの拡張、(2)飛跡構造解析モードの導入による電子・陽電子挙動解析の下限エネルギーの拡張(ただし、現在は液体の水のみ対応しており、それ以外の物質に対しては電子密度で断面積をスケーリング)、(3)EGS5モードにおける電磁場考慮機能の追加、(4)RI線源機能の$\alpha$・$\beta$崩壊への対応などである。本発表では、その最新版の特徴を紹介する。