2017年9月
$^{235}$U中性子誘起核分裂における即発高エネルギー$\gamma$線スペクトルの測定
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- 巻
- 146
- 号
- 開始ページ
- 04036\_1
- 終了ページ
- 04036\_4
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.1051/epjconf/201714604036
核分裂に伴い放出される即発$\gamma$線スペクトルの測定は高励起状態にある中性子過剰な核分裂片の脱励起過程を理解する上で重要であると同時に、革新的原子炉の設計といった応用分野においても重要である。これまで$^{252}$Cfの自発核分裂においては、核分裂片の巨大共鳴振動が励起されていることを示唆する、8MeVから20MeVにおいて膨らみを持つ高エネルギー$\gamma$線が観測されていることが知られている。巨大共鳴振動励起の起源を理解するためには$^{252}$Cfの自発核分裂以外で即発$\gamma$線スペクトルを測定する必要があるが、中性子誘起核分裂においては最近の測定においても9MeV程度までしか観測されていない。我々は$^{235}$U(n,f)においても20MeVまでの即発$\gamma$線スペクトルの観測を目的とした測定を仏国ラウエ・ランジュバン研究所にある高中性子束炉の大強度冷中性子ビームを用いて行った。発表では測定で得られた結果について報告する。
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- ID情報
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- DOI : 10.1051/epjconf/201714604036
- ISSN : 2100-014X