基本情報

所属
文教大学 教育学部
学位
Disability Sciences(University of Tsukuba)

J-GLOBAL ID
200901053569147179
researchmap会員ID
1000312882

 障害の有無に関わらず人々の自立と社会参加が可能となるための教育的・社会的・文化的諸条件について、近代以降の日本における聾(唖)教育の理念・目的、方法、卒業後の生活像、教育と医学の専門家の関与、社会の障害観とのかかわりに注目しながら研究を進めています。
 現代において障害のある人の自立と社会参加の諸条件を考えることは、「障害」を私たちがどう捉えるかということと深いかかわりがあります。そして私たちの「障害」観を問いなおすには、先人たちの歩みを時間軸に沿って追っていく方法と、日本とは異なる社会的・文化的条件の国・地域との比較対照という方法の二つがあります。前者に重きを置きつつ、他国・地域の社会・文化を鏡として自分達の社会・文化を見つめなおす後者の視点を意識した研究にも、取り組んでいきたいです。


論文

  18

書籍等出版物

  12
  • 文教大学教育学部発達教育課程編 (担当:共著, 範囲:pp.116-127 第11章「インクルーシブ教育における障害観の相克」)
    北樹出版 2024年2月 (ISBN: 9784779307447)
  • 社会事業史学会創立, 周年記念論文集刊行会 (担当:分担執筆, 範囲:pp.399-426「歴史研究における個人情報保護と個人の視座のもつ可能性―障害者教育・福祉史分野から―)
    近現代資料刊行会 2022年10月29日 (ISBN: 9784863645745)
  • 聖徳大学, 聖徳大学特別支援教育研究室 (担当:分担執筆, 範囲:第9章 言語障害児の理解と保育・教育( pp.169~181))
    聖徳大学出版会 2019年4月 (ISBN: 9784915967504)
  • 中村満紀男編著 (担当:分担執筆, 範囲:①「第5章2節 聾唖者の生活困難問題の発生と聾唖学校の対応(P445~P461)」、②「第8章6節三 難聴学級(P738~P743)」、③「第8章10節二 聾唖者における産業戦士育成(P902~P904)」)
    明石書店 2018年3月 (ISBN: 9784750346151)
  • 筑波大学特別支援教育研究センター, 安藤隆男編 (担当:分担執筆, 範囲:第1章2節「授業の立案と実施」第1章4節「授業の工夫・改善」)
    教育出版 2016年8月 (ISBN: 9784316804149)
  • 日本特殊教育学会, 前川, 久男, Albrecht, Gary L. (担当:分担執筆, 範囲:「呪術」等の17項目の翻訳)
    丸善出版 2013年1月 (ISBN: 9784621085592)
  • 安藤隆男, 中村満紀男編著 (担当:分担執筆, 範囲:第2章2節「日本の特殊教育制度」)
    明石書店 2009年4月 (ISBN: 9784750329680)
  • 中野善達, 根本匡文編著 (担当:分担執筆, 範囲:付録「聴覚障害教育にかかわる主要な法令」「聴覚障害児教育の場とその統計的推移」「欧米聴覚障害教育略年表」)
    田研出版 2008年6月 (ISBN: 9784860890186)
  • 中村満紀男, 四日市章編著 (担当:分担執筆, 範囲:第1章3節「専門家の役割と障害当事者」、第3章1節「近代における「障害」の発見」)
    明石書店 2007年4月 (ISBN: 9784750325255)
  • H. ダニエルス・P, ガーナー編著, 中村満紀男, 窪田眞二監訳 (担当:単訳, 範囲:第16章「南ブラジルにおける教授法に関する言説と学業不振」)
    明石書店 2006年3月 (ISBN: 4750322970)
  • B. イングスタッド・S, R. ホワイト編著, 中村満紀男, 山口惠里子監訳 (担当:単訳, 範囲:第Ⅰ部序「障害、コスモロジー、人であること」、第2章「人であるものと人でないもの―中央ボルネオのプナン・バの人々における障害と人であること」、第5章「なぜ、障害をもったのか?アフリカのある社会における身体障害に対する理解」、第13章「Mpho ya Modimo―神からのギフト: 障害者に対する 「態度」への視角」)
    明石書店 2006年2月 (ISBN: 4750322725)
  • 中村満紀男, 荒川智編著 (担当:分担執筆, 範囲:第Ⅲ部論文「近代社会における障害者の「自立」」、付録書誌情報、付録年表)
    明石書店 2003年10月 (ISBN: 4750318019)

MISC

  27

講演・口頭発表等

  7

主要な共同研究・競争的資金等の研究課題

  13