環境モニタリングに係る国際協力の経験
日本原子力学会東北支部第46回研究交流会
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- 開催年月日
- 2022年11月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- online
- 国・地域
- 日本
東京電力福島第一原子力発電所(FDNPS)事故後、日本原子力研究開発機構(JAEA)は原子力発電所を有する諸外国の研究機関や省庁と合同環境放射線モニタリングを実施している。本発表ではそれらの成果のうち、韓国原子力研究院(KAERI)との合同環境放射線モニタリングの結果を中心にまとめた。JAEAとKAERIは、2018, 2019及び2022年にFDNPS近傍で、歩行及び走行サーベイを合同で実施した。2018年の歩行及び走行サーベイの結果から、両手法ともに、JAEAの測定した空間線量率に対する、KAERIが測定した空間線量率の相対偏差の平均値及び中央値が0に近いことから、両機関の空間線量率がよく一致していることが確認された。空間線量率の不確かさの要因として、両機関のGPSユニットの水平方向の位置情報の精度や、データの取得間隔の違いなどが挙げられる。国ごとに異なる測定装置で得られた空間線量率を比較することで、各国の空間線量率測定手法の特徴や妥当性を確認できた。