2019年3月
肩腱板断裂修復術後患者における術後1年までの理学所見と患者立脚肩関節評価法Shoulder36の比較
神奈川作業療法研究
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- 巻
- 9
- 号
- 1
- 開始ページ
- 7
- 終了ページ
- 12
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (一社)神奈川県作業療法士会
【目的】本研究の目的は鏡視下腱板縫合術を受けた患者の術後1年までの検者型評価の理学所見と患者立脚肩関節評価法Shoulder36(Sh36)を評価し、二つの評価の違いについて検討した。【対象・方法】鏡視下腱板修復術を施行し1年以上経過観察し得た27例とし、手術前、手術後3・6・12ヵ月時の疼痛、肩関節可動域、およびSh36を計測し、統計学的解析を用いて比較した。【結果】夜間時痛、動作時痛ともに術後6ヵ月以降有意に軽減した。屈曲および外転の可動域は、術後6ヵ月に有意な改善を認めた。Sh36の疼痛、筋力、健康感は、術後6ヵ月以降有意な改善を認め、可動域、日常生活機能は術後1年に有意な改善を認めた。【考察】患者の自覚的な改善は理学所見の改善より遅い傾向であった。Sh36による評価は治療上の改善評価に有益な情報と考えられた。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 2186-0998
- 医中誌Web ID : 2019247508