2016年4月 - 2019年3月
薬物スクリーニングに最適な抗体分子の三次元構造解析に基づく創出と薬物検出法の構築
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本課題では、薬物と薬物に対する抗体がどのように結合しているかを結晶構造解析によって調べ、法医学実務(検屍、解剖)に適した薬物検査法を素早く提供できる体制づくりを目指した。
抗うつ薬フルボキサミン(FLV)をモデル薬物として用い、FLVに対する抗原結合フラグメント(Fab)を調製した。Fabに過剰のFLVを混和し、Fab-FLV結晶を作製した。いくつかの条件で結晶が得られ、今後はそのX線構造解析を行う。また、免疫蛍光センサーであるQuenchbodyを利用したFLV検出法を構築した。この方法は、FLVを含むヒト血清の検査に利用できる事が明らかとなった。
抗うつ薬フルボキサミン(FLV)をモデル薬物として用い、FLVに対する抗原結合フラグメント(Fab)を調製した。Fabに過剰のFLVを混和し、Fab-FLV結晶を作製した。いくつかの条件で結晶が得られ、今後はそのX線構造解析を行う。また、免疫蛍光センサーであるQuenchbodyを利用したFLV検出法を構築した。この方法は、FLVを含むヒト血清の検査に利用できる事が明らかとなった。
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- ID情報
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- 課題番号 : 16K09211
- 体系的課題番号 : JP16K09211