2019年10月
建材・建築部品の輸入がもたらした市場構造の変化に関する考察 建材・建築部品のグローバリゼーション その3
日本建築学会技術報告集
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- 巻
- 24
- 号
- 56
- 開始ページ
- 1257
- 終了ページ
- 1262
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 日本建築学会
本報は日本における建材・建築部品の輸入に関する研究である。1971年から2016年にかけての各種国内統計と貿易統計の分析によって、次の三つを明らかにした。まず、18種類に関する建材・建築部品を輸入量と輸入率に基づいて四つの類型に整理した。次に、7種類の建材等は近年の輸入率が10%を超えていることを明らかにした。三つめには、1980年代には資源ナショナリズムや韓国の産業発展によって輸入率が増加した建材等もいくつか見られるが、基本的に建材等の輸入率の増加は1990年代前半に始まったグローバリゼーションに起因すること明らかにした。