
加藤 聡
カトウ サトル (Satoru Kato)
更新日: 2024/04/08
基本情報
- 所属
- 大阪大学大学院 人文学研究科 特任研究員
- 学位
-
修士(2015年3月 東京大学)博士(2022年4月 東京大学)
- J-GLOBAL ID
- 201601001993907103
- researchmap会員ID
- B000267069
初期近代イギリスにおける辞書・百科事典の研究をしています。主な関心は、辞書編纂者たちがどのような意図を持っており、いかなる手法によって情報をまとめあげようとしていたのかという行為や方法論にあります。
いわゆる狭義の辞書史に収まるものではなく、当時の思想や社会状況との関連の中で、彼らの活動を描き出そうと研究を続けています。
現在、研究を進める中で、初期近代の人々のノート取りの技術や修辞学の伝統に関心を寄せている。
1)文化史、インテレクチュアル・ヒストリー(The cultural and intellectual history of early modern Europe)
a) 初期近代のイングランドにおける辞典・百科事典の編纂史
書物文化史(The History of the book and of reading)と書誌学(Bibliography)の研究手法を援用し、なぜ・どのように編纂が行われ、流通したのかを分析。
b)初期近代のイングランドにおけるノート取りと修辞学の伝統
フランシス・ベイコンのノート取りの研究
修辞学に影響を受けた知識蒐集の技術
c) 百科全書主義研究
2)明治・大正期における百科事典編纂史
明治期から大正期における西欧の知の受容過程において、当時の翻訳文化ならびにそれを支えた百科辞典編纂の分析を通して、その思想的・文化的転換期の活動を把握する。
a) 百科事典のテクスト分析
斎藤精輔『日本百科大辞典』
木村久一『大百科事典』
林達夫『世界大百科事典』
加藤周一『大百科事典』、『世界大百科事典』
c) 神保町(東京文化資源会議プロジェクト)
東京文化資源会議の神保町チームの一員として、研究中。
経歴
8-
2023年4月 - 現在
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2022年4月 - 現在
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2022年4月 - 現在
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2019年4月 - 2023年3月
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2017年4月 - 2019年3月
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2017年2月 - 2019年3月
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2018年3月 - 2018年5月
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2016年5月 - 2017年3月
学歴
4-
2015年4月 - 2019年3月
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2013年4月 - 2015年3月
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2012年4月 - 2013年3月
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2008年4月 - 2012年3月
委員歴
1-
2015年 - 2016年
論文
8-
博士学位論文(東京大学) 2022年4月 査読有り
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『メディウム』 (1) 23-43 2020年11月 査読有り
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『日本18世紀学会年報』 (35) 23-36 2020年10月 査読有り
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『科学史研究』 58(290) 112-124 2019年7月 査読有り
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『西洋史学』 (267) 1-15 2019年 査読有り
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思想 (1123) 78-95 2017年11月
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東京大学大学院学際情報学環紀要 (90) 97-111 2016年 査読有り
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修士学位論文(東京大学) 2015年3月 査読有り
MISC
7-
Fashion Tech News 2021年11月 招待有り
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『機関精神史』 (2) 214-215 2019年11月 招待有り
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工作舎 ヒロ・ヒライ監修「ルネサンス・バロックのブックガイド」 2019年2月
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工作舎 ヒロ・ヒライ監修「ルネサンス・バロックのブックガイド」 2019年2月
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科学史研究 56 329-331 2018年1月 招待有り
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工作舎 ヒロ・ヒライ監修「ルネサンス・バロックのブックガイド」
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工作舎 ヒロ・ヒライ監修「ルネサンス・バロックのブックガイド」
書籍等出版物
5-
河出新書 2021年12月
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2019年1月 (ISBN: 4875025033)
講演・口頭発表等
4-
初期近代の芸術・文芸における varietas と inventio 2021年9月4日 招待有り
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国際シンポジウム 東亰新論: オリンピックの後にあったもの 2020年11月14日 招待有り
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2018年8月30日 招待有り
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知の編集術 初期近代ヨーロッパの偽書、言語、百科事典 2018年1月6日
担当経験のある科目(授業)
9-
2022年4月 - 現在
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2022年4月 - 現在
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2024年9月 - 2025年3月
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2024年4月 - 2025年3月
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2023年9月 - 2024年3月
共同研究・競争的資金等の研究課題
1-
サントリー文化財団 若手研究者のためのチャレンジ研究助成 2019年4月 - 2020年3月