2000年 - 2002年
熱帯林樹木(陸生フタバガキ科と海洋性ヒルギ科)の集団構造と進化
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(B)) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 12575002
- 体系的課題番号
- JP12575002
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
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- (総額)
- 15,500,000円
- (直接経費)
- 15,500,000円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
本研究では主として二つのテーマを研究した。1)フタバガキ科樹木の系統関係の解明2)フタバガキ集団およびマングローブ集団の遺伝的変異量の推定と集団構造の解明系統関係を明らかにするための材料はマレーシアのFRIMにある樹木園とマレーシア、タイ、およびスリランカの自然林で採集した。葉緑体の2遺伝子領域とミトコンドリアの1領域を使って分子系統樹を作成した。スリランカからの種はほとんどの場合、独立のクレードを形成したが、一部のものはマレーシアやタイからの種と同じグループに入ることがわかった。全体としては、我々が以前により少数の種を使って発表した系統樹との矛盾はなかった。現時点ではアフリカと南米のサンプルが取れていないのでフタバガキの進化と大陸の大移動との関連にかんしてはなんとも言えない。この問題の解決にはこの二ケ所からの材料を解析することが重要である。フタバガキの集団はマレーシア半島部の3集団から採集されたS. acuminata, S. parvifolia, S. curtisii, S. leprosulaを使用した。平均種内ヘテロザイゴシテイは0.002,Fstの平均値は0.1程度であった。マレー半島のフタバガキ科ショレア属の3種では遺伝的多様性はあまり高くなく、集団間の遺伝的分化の程度も著しく高い値ではなかった。それと比較して、太平洋岸全域とインド洋に面したマレーシア西海岸か...
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- ID情報
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- 課題番号 : 12575002
- 体系的課題番号 : JP12575002