2020年6月
土地造成への除去土壌の再利用に係る線量評価
Mechanical Engineering Journal (Internet)
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- 巻
- 7
- 号
- 3
- 開始ページ
- 19-00569\_1
- 終了ページ
- 19-00569\_17
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.1299/mej.19-00569
福島県内で発生した除去土壌の再生資材を埋戻材として土地造成に再利用した場合の作業者や周辺居住者,土地造成地の利用者の被ばく線量を評価した。土地造成地は、草本または木本が植栽された後、スポーツや森林浴などに利用されることを想定した。木本植栽の場合は、埋戻材から樹木に放射性セシウムが移行することを想定し、埋戻材に加え、放射性セシウムを取り込んだ立木や伐採木、リターフォールにより生成する堆積有機物層からの外部被ばく等について評価を行った。その結果から、年間の被ばく線量が1mSvを超えないための$^{134}$Csと$^{137}$Cs濃度レベルを算出した。加えて、供用期間中の一般公衆の被ばく線量が年間10$\mu$Svを超えないために必要な覆土の厚さも算出した。さらに、算出された放射能濃度レベルの埋戻材の利用時に、津波や火災、集中豪雨が起こった場合の作業者や一般公衆の被ばく線量が年間1mSvを超えないことを確認した。これらの評価結果に基づき、土地造成に再利用可能な除去土壌の再生資材の放射能濃度を求めた。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.1299/mej.19-00569
- ISSN : 2187-9745