論文

2020年

重水素標識有機化合物の創製と利用における化学基盤技術

ファルマシア
  • 澤間 善成
  • ,
  • 阿久津 和宏
  • ,
  • 佐治木 弘尚

56
5
開始ページ
391
終了ページ
395
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.14894/faruawpsj.56.5_391
出版者・発行元
公益社団法人 日本薬学会

重水素原子(D, 2H)は水素原子(1H)の安定同位体であり,重水素標識有機化合物は多くの研究分野で利用されている.しかし,その合成法は限定的であり,効率的かつ直接的な重水素標識化法(水素原子―重水素原子交換反応)の開発が望まれている.また近年,重水素標識化合物を用いた中性子散乱解析による物性評価が注目を集めている.本稿では,我々が開発した簡便重水素標識化を紹介するとともに,複雑物質の生命科学現象解明に向けた中性子散乱法を用いた研究例を解説する。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.14894/faruawpsj.56.5_391
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130007841819
ID情報
  • DOI : 10.14894/faruawpsj.56.5_391
  • ISSN : 0014-8601
  • CiNii Articles ID : 130007841819

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