Profile Information

Affiliation
College of Bioscience and Biotechnology, Chubu University
Degree
博士(農学)(Sep, 2014, 京都府立大学大学院)

Researcher number
40734687
ORCID ID
 https://orcid.org/0000-0003-3753-990X
J-GLOBAL ID
202001014520371947
researchmap Member ID
R000002946

様々な希少野生動物(ニシローランドゴリラ、マウンテンゴリラ、レッサースローロリス、ニホンライチョウなど)の保全に役立つ腸内細菌研究を行なっている。特に野生下の個体からの有用細菌の分離に力を入れており、それらを用いた飼育技術開発を進めている。

腸内細菌は動物種ごとに異なっており、食べ物の消化や免疫賦活による宿主の健康維持に役立っている。様々な野生動物にも、その動物に特徴的な「共生腸内細菌」が存在しており、我々人間であればお腹を壊してしまうような、野生下の食べ物に含まれる反栄養物質や毒素を分解し、消化することができる。例えば、野生草食動物の食べる植物は、一般に人間の食べる野菜とは異なり、アルカロイドや青酸配糖体などの毒素や、タンニンなどの反栄養物質を含んでいる。野生動物はこれらの物質を、彼らの腸内細菌が持つ酵素によって分解し、無毒化することによって栄養としていることが、これまでの研究からわかってきた。このような野生動物の腸内細菌の持つ有用な性質に着目し、飼育個体へのプロバイオティクスとして開発や投与実践など、希少動物の保全に役立つ腸内細菌研究を進めている。


Papers

  51

Research Projects

  13

Misc.

  33

Books and Other Publications

  2