基本情報

所属
福岡大学 人文学部 講師
Universität Augsburg
学位
修士(早稲田大学)
Ph.D.(アウクスブルク大学)

研究者番号
30804314
J-GLOBAL ID
201101058917771515

外部リンク

1981年生まれ。岐阜県恵那市出身。現在は中近世のアルプス山脈・レヒ川流域における地域社会と自然環境(森林、河川、自然災害)との相互関係を地域環境史の視角から研究しています。

2009年10月からドイツ学術交流会(DAAD)の研究奨学生(長期)として南ドイツのアウクスブルク大学に留学し、バイエルン・シュヴァーベン地域史講座のロルフ・キースリング教授(Prof. Dr. Rolf Kießling)と近世史講座のロタール・シリング教授(Prof. Dr. Lothar Schilling)のもとで博士論文を完成させ、2013年11月に提出しました。2014年5月に口頭試験を受け、アウクスブルク大学の博士号を取得しました。博士論文では、南ドイツを代表する大都市であったアウクスブルクを事例として取り上げ、都市の森林政策およびその木材供給のありかたを史料に即して多角的に考察しました。

博士論文:
Yuichi Watanabe, Waldpolitik und Holzversorgung der Reichsstadt Augsburg im 16. Jahrhundert, Dissertation zur Erlangung des Doktorgrads an der Philologisch-Historischen Fakultät der Universität Augsburg, November 2013.

2018年1月にアウクスブルク大学図書館のOPUS上にて公開されました。
https://opus.bibliothek.uni-augsburg.de/opus4/37868

研究のテーマとキーワード

1.中近世のアルプス山脈・レヒ川流域における地域環境史―森林、河川、自然災害
ティロル山岳地帯における社会経済構造、森林労働の世界、自然環境をめぐる紛争とその解決、河川が取り結ぶネットワーク、環境史の視角から見る地域秩序の形成、自然災害(異常気象、洪水、雪崩etc.)とその克服

2.中近世ドイツ都市の森林政策および木材供給に関する研究(=博士論文)
都市、森林、木材不足、都市の森林利用、都市の森林所有・管理、都市の森林財政、都市の木材供給、地域社会、南ドイツ、薪、建築材、木材市場、木材・筏流し、貧民への木材供与、「共同体の利益」、都市のエネルギー政策、周辺勢力との紛争・軋轢、領邦国家の森林統制政策との相克、村落共同体の森林利用(共有林)との比較、薪節約術の発明、"危機対策"としての森林政策、森林書記の会計簿、アウクスブルク、ニュルンベルク

3.中近世ヨーロッパ都市における生活環境
生活必需品の安定供給(穀物、木材、水etc.)、「共同体の利益」、ポリツァイ的規制、市場統制、健康ポリツァイ、建築ポリツァイ、貧民救済、「帝国都市アウクスブルクの歴史的な飲み水供給・水利施設」

4.ヨーロッパにおける登山の歴史
アルプス山脈、近代アルピニズムの誕生、自然科学の発展と登山、山頂の十字架、アルペン協会

書籍等出版物

  4

論文

  12

講演・口頭発表等

  50

共同研究・競争的資金等の研究課題

  5

その他

  9