2016年4月 - 2019年3月
吃音が改善した成人の語りから改善・悪化要因を検証および早期改善プログラムの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
訓練によって吃音が改善した成人2名の訓練中のコメントやインタビュー調査を踏まえ、吃音の悪化要因と改善要因を検証し、その成果としてリーフレット「吃音の早期改善を促す幼児期の対応の引き出しを増やそう!!!」を作成した。リーフレットは、「不安と吃音との関係」「感情や意思の表出と吃音との関係」「幼児期の体験と吃音との関係」「話し方の工夫と吃音の関係」の4つの視点でまとめ、吃音の早期改善には、子どもに関わる大人のコミュニケーション量と質が影響していることが示された。また、調査結果を基に、吃音の状態が包括的に把握できるチェックシートの項目を検討した。
- ID情報
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- 課題番号 : 16K04807
- 体系的番号 : JP16K04807