MISC

2011年6月

【睡眠呼吸障害の克服 内科医が知っておきたい病態・症状・関連疾患】睡眠呼吸障害と関連疾患 睡眠呼吸障害と関連疾患睡眠呼吸障害と高血圧・脂質異常・動脈硬化

Medicina
  • 野田 明子

48
6
開始ページ
990
終了ページ
993
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)医学書院

<ポイント>★重症閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)患者の血圧概日リズムは,健常者でみられる睡眠時の自然降圧がみられず,早朝にかけての血圧上昇や,睡眠中の血圧降下の欠如(non-dipper型)を示すことが多い.★OSAS患者における高血圧症の合併は生命予後に影響する.★持続気道陽圧(CPAP)療法は睡眠呼吸障害の改善のみならず,合併症および睡眠構築の改善をもたらし,その結果,患者のQOLは向上する.★OSASの低酸素血症は酸化ストレスの発生と関係し,血管内皮機能の低下をもたらし,動脈硬化を促進し,心血管イベントの発症リスクとなる.(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0025-7699
  • 医中誌Web ID : 2011191877

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