BWRシビアアクシデントを模擬した原子力機構プラズマ加熱試験の速報
Workshop on Advances in Understanding the Progression of Severe Accidents in Boiling Water Reactors
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- 開催年月日
- 2017年7月
- 記述言語
- 英語
- 会議種別
- 国・地域
- オーストリア
BWRにおけるシビアアクシデント時の炉心物質移動挙動の大きな不確かさに対処することをねらいとして、原子力機構は非移行型プラズマ加熱を用いた試験計画を進めている。予備的試験を経て、模擬燃料ロッド、制御ブレード、チャネルボックス、下部支持構造からなる試験体を加熱する試験を2回実施した。冷却後、制御ブレードとチャネルボックスの大部分は失われたが、ほとんどの燃料柱はそのまま立っていた。下部支持構造領域には金属成分からなると見られる溶融物の流下が確認された。これらの試験データは計画中のX線トモグラフィー測定データとともにBWR設計条件での炉心物質移動挙動に関する有効な情報を提供するものと思われる。