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2015年1月

境矢石遺跡出土鉄器の非破壊分析

一般財団法人米子市文化財団埋蔵文化財発掘調査報告書,6; 一般国道180号(南部バイパス)道路改良工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書V; 鳥取県西伯郡南部町; 境矢石遺跡,2
  • 三ツ井 誠一郎

開始ページ
35
終了ページ
48
記述言語
日本語
掲載種別

鳥取県南部町境矢石遺跡からは見掛け上保存状態の良い考古学的鉄製品が多数出土している。これら出土した鉄製品の腐食状態を把握するため、蛍光エックス線(XRF)及びエックス線回折(XRD)、エックス線コンピュータトモグラフィ(X線CT)を用いた非破壊分析を行った。また比較のため、保存状態の悪い博労町遺跡から出土した鉄製品についてもあわせて分析を行った。その結果、境矢石遺跡と博労町遺跡の鉄製遺物の腐食状態の違いは両遺跡の立地場所の違い、すなわち丘陵部と海浜部における埋蔵環境条件の違い、を反映していることが示唆された。

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https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5048903

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