2011年1月
マイクロチャンネル流水試験法を用いたガラス固化体初期溶解速度のpH/温度依存性評価
第7回再処理・リサイクル部会セミナーテキスト
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- 開始ページ
- 136
- 終了ページ
- 137
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
これまでの静的溶解試験では、ガラス溶解に伴い反応溶液の液性が変化するため、任意の液性一定条件での測定評価が困難であった。本研究では、我が国の模擬ガラス固化体であるJAEA-P0798ガラス及びJNFL-KMOCガラスについて、新たに考案したマイクロチャンネル流水試験法を用いた任意の液性一定条件での溶解試験を行い、ガラスの本質的特性の一つである初期溶解速度($r_{0}$: 反応溶液中シリカ濃度がゼロの条件でのガラス溶解速度)を精密に測定し、その温度依存性,pH依存性を体系的に評価した。その結果、いずれのガラス試料についても$r_{0}$は温度とともに増大し、各温度においてpHに関してV字型の依存性を示すことがわかった。