講演・口頭発表等

超電導磁気分離技術を用いたセシウム汚染土壌の減容化

日本原子力学会2016年秋の大会
  • 秋山 庸子*
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  • 行松 和輝*
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  • 堀江 裕貴*
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  • 三島 史人*
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  • 関山 富男
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  • 三ツ井 誠一郎
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  • 加藤 貢
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  • 西嶋 茂宏*

開催年月日
2016年9月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
久留米
国・地域
日本

福島県内の除染により大量の除去土壌が発生し、中間貯蔵施設にて集中的に保管される。改正日本環境安全事業株式会社法によると、国は中間貯蔵開始後30年以内に県外での最終処分を完了するために必要な措置を講じることとされている。除去土壌の福島県外における最終処分を最適化するには、効果的な処理技術の開発が不可欠である。本研究では、土壌分級により排出されるシルト・粘土懸濁液に対して超電導磁石を用いた高勾配磁気分離を施し、土壌中成分の中でセシウムを強く吸着する常磁性の2:1型粘土鉱物の選択的分離を行うことで、セシウム汚染土壌をさらに分離処理する手法を検討した。土壌の粒度分布に基づく磁気分離シミュレーション及びモデル実験を行い、その結果をもとに福島県内にて実施した実汚染土壌に対する磁気分離実験の結果を報告する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5056615