基本情報

所属
島根大学 生物資源科学部 教授
学位
博士(理学)(総合研究大学院大学)

連絡先
akamalife.shimane-u.ac.jp
J-GLOBAL ID
201801005062539976
researchmap会員ID
B000321841

外部リンク

宮城県石巻市(旧河北町)出身
【研究紹介】「山椒は小粒でピリリと辛い」という諺があります。一見小さくても、優れた性質があり、決して侮ることができないことの例えです。細胞の中で働くtRNAとアミノ酸の一種であるGABAはとても小さな分子ですが、生物の生存にとってなくてはならないものです。私たちはこれら分子が植物が生きていく上でどのような役割を担っているのかを研究しています。

現在進めている研究:「植物におけるtRNAスプライシングとGABA代謝機能の新たな展開」
tRNAをコードする遺伝子の中にはイントロンを持つものがあります。私たちはドイツの研究グループと共同で、植物tRNAイントロンのスプライシングに関わる酵素が核だけでなく、葉緑体にも局在していることを明らかにしました 。この酵素が植物細胞の中で中心的な役割を果たす葉緑体の中でどのような働きをしているのか大変興味深く、その解明を目指しています。
 植物は様々なストレスにさらされると、細胞内にγ-アミノ酪酸 (GABA) を急激に蓄積します。細胞内でGABAの合成に関わるグルタミン酸脱炭酸酵素 (GAD) は植物においてC末端部分にカルモジュリン結合ドメインを有しており、細胞内カルシウムイオン濃度に依存してその活性が調節を受けています。その活性調節の分子機構を解明するとともに、ゲノム編集技術を用いた植物GAD遺伝子の改変により環境ストレスに対して強靭な植物の開発を進めています。

【大学院教育について】大学院進学率の低下は深刻な問題です。現在、5名の大学院生のうち3名が博士後期課程の留学生です。退職まで後3年ですが、留学生を含めてできるだけ多くの学生に学位を取ってもらいたいと願いつつ、指導しています。


委員歴

  2

主要な論文

  38

MISC

  18

書籍等出版物

  4

講演・口頭発表等

  13

共同研究・競争的資金等の研究課題

  14