
赤間 一仁
アカマ カズヒト (Kazuhito Akama)
更新日: 2024/05/13
基本情報
- 所属
- 島根大学 生物資源科学部 教授
- 学位
-
博士(理学)(総合研究大学院大学)
- 連絡先
- akama
life.shimane-u.ac.jp
- J-GLOBAL ID
- 201801005062539976
- researchmap会員ID
- B000321841
- 外部リンク
宮城県石巻市(旧河北町)出身
【研究紹介】「山椒は小粒でピリリと辛い」という諺があります。一見小さくても、優れた性質があり、決して侮ることができないことの例えです。細胞の中で働くtRNAとアミノ酸の一種であるGABAはとても小さな分子ですが、生物の生存にとってなくてはならないものです。私たちはこれら分子が植物が生きていく上でどのような役割を担っているのかを研究しています。
現在進めている研究:「植物におけるtRNAスプライシングとGABA代謝機能の新たな展開」
tRNAをコードする遺伝子の中にはイントロンを持つものがあります。私たちはドイツの研究グループと共同で、植物tRNAイントロンのスプライシングに関わる酵素が核だけでなく、葉緑体にも局在していることを明らかにしました 。この酵素が植物細胞の中で中心的な役割を果たす葉緑体の中でどのような働きをしているのか大変興味深く、その解明を目指しています。
植物は様々なストレスにさらされると、細胞内にγ-アミノ酪酸 (GABA) を急激に蓄積します。細胞内でGABAの合成に関わるグルタミン酸脱炭酸酵素 (GAD) は植物においてC末端部分にカルモジュリン結合ドメインを有しており、細胞内カルシウムイオン濃度に依存してその活性が調節を受けています。その活性調節の分子機構を解明するとともに、ゲノム編集技術を用いた植物GAD遺伝子の改変により環境ストレスに対して強靭な植物の開発を進めています。
【大学院教育について】大学院進学率の低下は深刻な問題です。現在、5名の大学院生のうち3名が博士後期課程の留学生です。退職まで後3年ですが、留学生を含めてできるだけ多くの学生に学位を取ってもらいたいと願いつつ、指導しています。
研究キーワード
15経歴
8-
2012年4月 - 現在
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2004年7月 - 2012年3月
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1995年10月 - 2004年6月
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2002年8月 - 2002年9月
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1999年6月 - 1999年9月
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1995年6月 - 1995年9月
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1993年4月 - 1995年9月
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1992年4月 - 1993年3月
学歴
4-
1989年4月 - 1992年3月
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1988年4月 - 1989年3月
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1986年4月 - 1988年3月
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1981年4月 - 1986年3月
委員歴
2-
2013年6月 - 2013年8月
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2012年8月 - 2012年11月
受賞
1-
2000年3月
主要な論文
38-
Rice (New York, N.Y.) 13(1) 20-20 2020年3月16日 査読有り
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Plant biotechnology journal 11(5) 594-604 2013年6月 査読有り
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TRANSGENIC RESEARCH 18(6) 865-876 2009年12月 査読有り
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JOURNAL OF EXPERIMENTAL BOTANY 58(10) 2699-2707 2007年 査読有り
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BIOCHIMICA ET BIOPHYSICA ACTA-GENE STRUCTURE AND EXPRESSION 1522(3) 143-150 2001年12月 査読有り
MISC
18-
日本栄養・食糧学会大会講演要旨集 67回 77-77 2013年4月
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日本栄養・食糧学会大会講演要旨集 67回 126-126 2013年4月
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アミノ酸研究 6(2) 165-165 2013年2月
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日本栄養・食糧学会大会講演要旨集 66回 35-35 2012年4月
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アミノ酸研究 5(2) 97-97 2012年3月
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日本栄養・食糧学会大会講演要旨集 65回 266-266 2011年4月
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PLANT AND CELL PHYSIOLOGY 48 S154-S154 2007年
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GENES & GENETIC SYSTEMS 81(6) 448-448 2006年12月
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GENES & GENETIC SYSTEMS 81(6) 440-440 2006年12月
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PLANT AND CELL PHYSIOLOGY 46 S34-S34 2005年
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PLANT AND CELL PHYSIOLOGY 44 S40-S40 2003年
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PLANT AND CELL PHYSIOLOGY 43 S46-S46 2002年
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Plant and cell physiology 42 s199 2001年
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Plant and cell physiology 41 s155 2000年
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Plant and cell physiology 40 s72-s72 1999年3月
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日本分子生物学会年会プログラム・講演要旨集 21 455-455 1998年12月1日
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Plant and cell physiology 39 S98-S98 1998年5月
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Plant and cell physiology 39 S97-S97 1998年5月
書籍等出版物
4-
建帛社 2010年5月
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講談社サイエンティフィック 2009年10月
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東京化学同人 2007年12月
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培風館 2007年5月
講演・口頭発表等
13-
第61回日本植物生理学会年会 2020年3月21日
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第42回日本分子生物学会年会(福岡) 2019年12月
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第54回植物生理学会年会(岡山)ランチョンセミナー,「PalSelect」技術による実用的な遺伝子組換え作物の作出(クミアイ化学工業(株)共催) 2013年3月22日 招待有り
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大学院特別講義(徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部) 2012年2月23日 招待有り
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豊橋技術科学大学・先端農業バイオリサーチセンター・しんきん食農技術科学講座セミナー 2011年10月5日 招待有り
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Seminar (Wuerzburg University, Wuerzburg, Germany) 2011年2月23日 招待有り
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シンポジウム「植物のRNA生物学:遺伝子発現からRNA工学まで」日本植物学会第69回大会(富山) 2005年9月23日 招待有り
-
公開セミナー(信州大学ヒト環境科学研究支援センター遺伝子実験部門) 2005年5月11日 招待有り
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New dimensions of RNA in cellular functions (Hokkaido University, Sapporo, Japan) 2005年2月21日 招待有り
-
日本農芸化学会80周年記念青少年セミナー(島根大学生物資源科学部) 2004年8月7日 招待有り
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第55回ライフサイエンスセミナー(石巻専修大学) 2003年11月13日 招待有り
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公開セミナー(筑波大学遺伝子実験施設) 2000年12月28日 招待有り
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Seminar in Ulm University (Ulm, Germany) 1999年8月10日 招待有り
担当経験のある科目(授業)
5所属学協会
4共同研究・競争的資金等の研究課題
14-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2023年4月 - 2026年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2022年4月 - 2025年3月
-
内閣府 ムーンショット型農林水産研究開発事業 2020年 - 2024年
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産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) トライアウト 2020年 - 2021年
-
2016年8月 - 2019年3月
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文部科学省 科学研究費補助金/基盤研究(C) 基盤研究(C) 2014年4月 - 2017年3月
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農林水産省 受託研究 2008年4月 - 2013年3月
-
文部科学省 科学研究費補助金/基盤研究 (C) 2008年4月 - 2011年3月
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農林水産省 受託研究 2005年4月 - 2008年3月
-
文部科学省 科学研究費補助金・基盤研究 (C) 2004年4月 - 2006年3月
-
農林水産省 受託研究 2002年4月 - 2006年3月
-
文部科学省 科学研究費補助金・基盤研究 (C) 2001年4月 - 2004年3月
-
加藤記念バイオサイエンス振興財団 研究助成 2000年4月 - 2001年3月
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文部科学省 科学研究費補助金・奨励研究 (A) 1997年4月 - 1999年3月