2016年3月
血管炎との鑑別を要し腎生検を契機に診断に至ったリンパ腫の一例
岐阜市民病院年報
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- 巻
- 号
- 35
- 開始ページ
- 37
- 終了ページ
- 41
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 岐阜市民病院
50歳男性。著者らの施設にある呼吸器内科で胸水の入院治療時に腎機能障害を指摘された。腎機能障害の急速な進行を認め、臨床経過と胸部CT、腎生検を行った結果、腎原発リンパ腫の診断に至った。一方、骨髄フローサイトメトリーの結果はBリンパ芽球性白血病リンパ腫であり、シクロフォスファミド、ダウノルビシン、ビンクリスチンほか、L-アスパラギナーゼ、プレドニン、メトトレキサート・シタラビン髄注による治療を開始したところ、55日目の骨髄穿刺で寛解が確認された。尚、現在も化学療法継続中で、現時点では寛解を維持し、地固め療法中である。
- ID情報
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- ISSN : 0286-0414
- 医中誌Web ID : 2016264222